お墓の前で、右手と左手を合わせて合掌しますよね。
その意味について、考えてみたいと思います。
某テレビコマーシャルでは、手と手のシワを合わせるから幸せ(シアワセ)と言っていましたがうまこというなと、妙に感心しました。
インドにおいて、右手は仏さまの象徴で、清らかなものや知恵を表します。
左手は衆生、つまりは自分自身ですね。
罪穢れをを表します。
清浄と穢れを合わせることで、すべてが清らかになる、この私が仏さまと一体になることや仏さまへの帰依を示すとされています。
他の人への合掌はその人への深い尊敬の念を表すものとされています。
日本ではお墓で、ご先祖様への尊敬や感謝の気持ちを表したり、他人へのお詫びやお願いごとの時に使ったりします。
食事の時に、そのお食事を頂けることへの感謝の気持ちろして合掌しますよね。
私たちはこうして生かされていることを、ご先祖様や仏さまに感謝して、まずは合掌して頭を下げてから、お墓参りさせていただきたいものですね。