通夜(つや)はもともと故人を葬る前に親族や知人が夜通しで死者に魔物が憑かないように、夜通しでご遺体を守ることを意味しました。
夜を通すので、通夜というわけです。
本来は、夜通しで故人に付き添っていましが、時代とともに、僧侶を招いて読経する半通夜といいましょうか、葬儀に準じた儀式になってきました。
このうち、弔問客が多く会葬に訪れるものを本通夜、ごくごく近親者のみで行うものを仮通夜と言います。通夜振る舞いといって、故人を偲び、会葬者に飲食を振る舞うことで、故人の供養とする風習があります。
また、仮通夜とは、亡くなった当日の夜に親族だけで営まれるお勤めをいいます。